成功者の告白 5年間の起業ノウハウを3時間で学べる物語/神田昌典
講談社
神田昌典さんの大ファンです。
神田さんは日本を代表するマーケッターであり、日本最大級の読書会「Read For Action」の発起人。著書も多数あります。
洗練された思考、先読みのセンスをお持ちで、とてもとても尊敬しています。そして、ストレングスファインダーの最上思考と未来思考、戦略性がTOP5にあるであろうと、勝手に読んでいます。笑
仕事に、人生に役立つ
この本は手に取った目的は、5年間の起業ノウハウを知りたかったから。起業するってどんなことなのか。光と影ってなに?神田さんが描いた物語だから読みたい。そんな単純な関心からです。
いやしかし。
帯に「すべては見えざる法則に導かれていた!仕事に、人生に役立つロングセラー‼︎!」とある通り、チーム作りに悩めるビジネスマンはもちろんのこと、夫婦関係に悩む人にも解があるし、個人の成長にも活かせる幅広いストーリーでした。
起業ストーリーです
タクという主人公が起業し、会社を大きくしていく過程で降りかかる難題の数々について書かれています。
成功法則の光と影
アメリカの映画のストーリーがほぼヒーローズジャーニーなのと同様に、成長にもモデルがありますよね。ビジネス本はその典型で、私の大好きな「エッセンシャル思考」や「自分思考」もその一部です。
影の部分にもモデルがあるのだと。(一部抜粋)
* 業績をあげればあげるほど、組織の問題が大きくなっていく。
* 社長の過程、とくに子供が問題を抱えていること。
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経営者の家庭状況、組織で地雷が爆発するタイミング、動線に着火する人までわかるそうです。「パワーは一箇所に集中するとバランスが崩れる」私はそんな風に読みました。
今まで影の部分にフォーカスしたことがなかったけれど、光が当たっている後ろには影ができること、改めて気づかされました。
成長に不可欠な母親と父親の存在
成長は子供の成長と同じだということでした。
母親の愛と父親の強い意志、その上に経営のシステム化が乗っかるのだそうです。企業の場合はどちらか片方だけではダメだということです。
話がそれますが、個人の場合は選べない環境も当然あります。そんな時は、足りないところは誰かに補ってもらってもいいし、意識して強くすることもできます。大丈夫。
まとめ
起業ストーリーでありながら、人なんだということと、パワーバランスについて深く関心を持ちながら読みました。とても感慨深かったです。
経験則があるなら、それは知っておいたほうがいい。神田さんリスペクトなので、参考文献は全部読みますよ。
今日も良書に出会えました。やっぱり読書っていいですね♪