「最近、腸内フローラ検査と耳にするけれど、どんなことがわかるの?」
「検査の費用はいくら?」
「検査を受けだ後は何をすればいいの?」
腸内に関する検査が手軽に受けられるようになりました。
手軽に健康状態のフィードバックは受けられますが、それをどう活かしたらいいのかわからないことも多いです。
今回、分子栄養学実践講座のご縁で腸内DNA検査を受けました。
実は私も、結果が届くまで腸内DNA検査でどんなことがわかるのか知りませんでした。
- 腸内DNA検査でどんなことがわかるのか
- 費用はいくらか
- どんなフィードバックがもらえるのか
さっそく紹介します。
腸内DNA検査とは
あなたの腸年齢は何歳?「健康で過ごすために腸年齢を知ろう!」検査は簡単!
採便したキットを送付するだけで、肥満、免疫、アレルギー、肌質などのリスクを知ることができます。
検査は、その時の状態を写すもの。
広告
結果として受け止めつつ、必要に応じて改善することで、より良い健康状態に向かうことができます。
費用: 18000円(税抜き)
腸内DNA検査からわかること
01.腸の年齢
検査で見つかった細菌種の多様性や割合等から計算したもの。
体と同じく、腸内環境も加齢によって老化します。現代は食生活の乱れなどにより実年齢よりも老化が早い場合もあります。
02.腸内細菌の割合
バクテロイデス、プレボテラ、ルミノコッカスという4つの腸内細菌から、どのタイプが多いかをみます。
1型 バクテロイデスtype
バクテロイデスが最優占のタイプ、タンパク質や動物性脂肪色と関連しているとされています。
2型 プレボテラtype
バクテロイデスの仲間でもあるプレボテ最優占のタイプで炭水化物食と関連しているとの報告があります。
3型 ルミノコッカスtype
クロストリジウムの仲間であるルミノコッカスが最優占で、草食動物から見つかり食物繊維の分解に関わります。
混在型 バランスtype
混在しているタイプです。
バクテロイデス、プレボテラ、ルミノコッカスが多い方が、菌などが多い場合があります。
注)腸内細菌の方は食生活のパターンだけでなく、遺伝的な部分で自分のルーツに関係があるとも言われています。
03.食事チェック
提出した問診票の答えから、食生活の状態を判断、そこに腸内フローラ検査の結果から得られた腸内細菌の多様性も加味して点数を算出します。
04.腸内細菌
1.細菌の多様性
腸内には約3500種類〜1000兆個もの細菌がいるとされており、その重量は2キロにもなります。
この検査では一人当たり50から150種類程度の現在判明している細菌が検出されます。
2.デブ菌VSやせ菌の割合
一般的にデブ期と呼ばれるフィルミクテスの仲間も細菌は、食事から栄養分を回収することが得意なため、たくさん栄養を吸収して太りやすくなります。
やせ菌と呼ばれるバクテロイデスの仲間の細菌は、デブ菌に比べて栄養分の回収率が悪いため、たくさんいると太りにくいとされています。
3.ビフィズス菌の割合
ビフィズス菌は、乳酸だけでなく酢酸やビタミンB群、葉酸も作ることを作り出すことができる菌で、母乳にも含まれています。
善玉菌が住みやすく、悪玉菌が住みにくい腸内環境を作るほか、朝の蠕動運動を助ける効果もあります。
4.乳酸菌の割合
乳酸菌は、その名の通り乳酸を作り出す細菌の中まで、有害な細菌の繁殖を抑える働きをしています。ヨーグルトや乳酸菌飲料に含まれるほか、味噌、漬物、キムチなどの発酵食品にも存在しています。
免疫調整、抗アレルギー作用があるラクトバチラス属や、コレステロールや中性脂肪を低下させるエンテロコッカス属などその効果は様々です
5.酪酸菌の割合
酪酸菌は、人間を含む動物の体内にはもともと存在する菌です。糖を発酵して酪酸菌を生成する細菌で、炭水化物を分解して多くの酪酸を生成します。
腸内の炎症を抑えたり、腸内環境を整えたりするほかにも、免疫力アップ、アレルギー改善、口臭予防効果があると言われています。
6.エクオール産生菌の割合
エクオールは大豆イソフラボンから腸内細菌によって作られ、体内で女性ホルモンと似た働きをすることが知られています。
女性の更年期障害や月経前症候群、男性に対しては前立腺肥大や薄毛などにおいても効果が期待されています。
エクオールを十分に作れる人は日本人の中でも4人に1人と言われています。
07.総合評価
現時点で分かっている最新の情報をもとに、菌の割合や、それによるリスクや将来の可能性について示しています。
08.あなたの腸内細菌
主だった16種類の菌と、16種類には分類されなかったその他の菌の割合(%)がわかります。
上記は、検査結果資料に記載されていたものからの抜粋を種としています。
(2019年10月時点)
腸内DNA検査からわかったこと
検査結果は以下の通りです。
- 腸の年齢:40歳 A評価
- 細菌の型:1型(バクテロイデスtype)
- 食事チェック:75点 B評価
腸内年齢40歳\(^o^)/
最近の食事、高タンパク・高脂肪の食事がしっかりと反映されています。
腸内環境は遺伝もありますが、やはり日々食べている食事で作られていることがわかりました。
検査からわかったリスク
リスク①ビフィズス菌が少ない
良い菌として有名なビフィズス菌の割合は、0.25%でした。
この数値は「やや低い」とのこと。
リスク②エクオール産生菌が少ない
エクオールは、大豆イソフラボンから腸内細菌によって作られ、女性体内で女性ホルモンと似た働きをすることが知られています。
この菌が、私の腸内では0.01%しか存在していませんでした。
積極的に大豆をとっていないこともありますが、これは女性としてよろしくないです。
また、食事チェックのアドバイスでは、雑穀米や発酵食品を増やすことを勧められました。
まとめ
「バランスの良い食事」とは、とても抽象的な言葉です。
しかし、腸内環境の為にも様々な食品を摂取する「バランスの良い食事」が、多様性のある腸内環境を作ることがわかりました。
食習慣については、さまざまな情報が飛び交っています。
何が自分の体に合うかは自分で試してみないとわかりません。
そんな時に、検査という形でフィードバックをもらうのは良い方法だと思いました。
ちょうど雑穀米や発酵食品を増やそうと思っていたところでしたので、タイムリーなフィードバックでした。
自分の腸内環境を知りたい、よりよい健康を手に入れたいと思う方には、腸内DNA検査、とてもおすすめです!