一流のリーダーほど、しゃべらない/櫻井一紀
すばる舎
お立ち寄りありがとうございます。ぴろりんこです。
コーチ型のマネジメントが部下のやる気を引き出します。部下への新しいアプローチ方法を手に入れませんか?
目次
第1章 リーダーの9割は話しすぎている?!
第2章 まずは意図的に話す量を半分にしてみる
第3章 「教える」ではなく「考えさせる」
第4章 「話す時間」が増えると部下はどんどんやる気になる!
第5章 最終目標は「自分がいなくても回る」組織づくり
コーチングをマネジメントに活用するだけで、部下は「自分で考え、自分で動く」ようになります。
現状を振り返ろう
* 自分の頭で考えて、主体的に動いて欲しい。
* 結果を出して欲しい。
* 早く一人前になって欲しい。
日頃から、このように部下の成長を願っていませんか。自分の思う通りに動いて欲しい。自分が思い描く成果が一番と思い込み、説明しすぎていませんか?
そのような行為は、部下のやる気が損なわれるのです。
「聞く」に集中する
聞くことに集中するにはどうしたらいいでしょうか。
まず覚えておきたいことは2つです。
1. 人間はしゃべりたい生き物だと理解する。
2. 「聞く」ことは相手への最大の肯定だと理解する。
聞くために心がけることも2つ。
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* 話す量を半分にする。
* 部下へ質問する。
あなたが聞くことで、教えるのではなく部下に考えさせることができます。
「脳は空白を埋めたがる」という言葉の通り、質問に答えようとすることで、部下は考えを整理できるし、主体的に考えられるようになります。
良い質問例
* ○○さんはどう感じたの?
* どんな工夫をしたの?
* 何のためにやるの?
* なぜそのやり方を選んだの?
* 何ができるかな。
自分が主人公になって話せると、部下は楽しいと感じます。
「聞く」ことで得る成果
* 部下のやる気が増します。
* 部下との関係が良好になります。
* 部下が主体的に行動します。
成果を得るために、短い時間でいいから部下と1対1で向き合う時間を持つこと。また、仕事以外の、部下のバックボーンを知ることの必要性も書かれています。
人間関係も仕事の成果も、双方向で良いコミュニケーションを取ることで、良い結果が得られます。
まとめ
上司は御用聞きと言いますが、実務を担う部下が目的に沿って主体的に動いてくれたら、上司としてこれほどありがたいことはありません。
チームのステージをもう一段階アップさせるためにも、マネジメントにコーチングを取り入れて見ませんか。部下が成長すれば、あなたは新しい仕事にトライすることができるようになりますよ。