ミス・ユニバース日本代表の公式栄養コンサルタントだったエリカアンギャルさんが書かれた本です。
2009年に出版された本です。書かれていることに古さを感じないどころか、この本に書かれていることは分子栄養学で学んでいることに通じます。
10年前に手に取ったと思うのですが、ピンときませんでした。その頃の私の知識では、かなりセンセーショナルなことばかりだったから。今でも簡単に理解はされないのではないかと思います。
だからこそ、声を大にして伝えていきたいと思うのです。
カロリーだけ考えていてはダメ。
正しく栄養を!良質の油!タンパク質を摂取しよう!
紹介します。
気になった言葉たち
68項目あります。
見開き1ページの右半分がタイトル、左側がそれについて書かれています。見開き1ページで1項目について書かれていて、簡単に読めます。
気になった言葉たち
1.「栄養の砂漠」から早く抜け出して。
2.今口にしたものが、10年後のあなたを決める。
5.世界の美女はもう、白いものを食べるのをやめています。
7.美女に必要なのは、濃い野菜。
8.日本人はフルーツがたりなさすぎるわ。
16.肌はあなたの内臓そのものよ。
17.油抜きしている人、今すぐやめて!
18.ベーグルとフラペチーノはランチだなんて、悲しくなるわ。
21.白砂糖の魔力は、麻薬みたいに危ないわ。
27.食事を抜いて、我慢して、何かいいことあった?
28.カロリーだけでは真実が見えてこない。
29.炭水化物抜きではゴージャスな美女にはなれません。
30.低脂肪、無脂肪なら痩せると言うのは大きな誤解。
31.ソフトドリンクは見えない砂糖の塊です。
38.「ふわふわ」「トロトロ」スイーツは完全な敵。
39.アイスクリームは、老化を進めるかわいい悪魔。
42.正しい姿勢と深い呼吸がみずみずしい美しさの基本。
44.ナッツとドライフルーツで美しい食習慣を。
46.いい消化は美人の絶対条件。
48.食品は裏から見るのがビューティマスター。
49.おばあちゃんの知らない原料が入っているものは買わない。
51.新しい色習慣は、まず1ヵ月続けるの。
62.自分をもっと肯定しましょう。
64.食事は心の健康にも欠かせない。
すべての想いは1項目目に込められている
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1項目目のタイトルは『「栄養の砂漠」から早く抜け出して。』
ミスユニバースジャパンの栄養指導を引き受けたときに驚いたそうです。
彼女たちでさえも「栄養の基本を全く知らない。ダイエットは考えているけれど、美しくなるためにどんな食べ物が体に良くて、どんな食べ物を食べては食べないほうがいいのかは分かっていなかった」
これを、エンプティーカロリー、「栄養の砂漠」と言うそうです。
過去の私もそうでした。カロリー計算はできるけれども、その食品に栄養があるかどうかはさして考えていないのでした。
これは日本の教育や社会の課題ですね。
だから、カロリーは足りているけれども栄養が足りていない。もしくはカロリーも栄養も足りていないダイエットを行っている方が多いと考えられます。
体重が減ったはいいけれど、元気もなくなった、体の調子が悪くなったではあまりにも残念です。
だから、ダイエットを行うのであれば、栄養価値を考えて必要摂取量以下の食事をとるべきです。
49.おばあちゃんの知らない原料が入っているものは買わない。
この表現、とてもわかりやすい。日本人が腹落ちしやすい言葉です。
48項目でも語られている通り、「あなたが食べているものが本当は何でできているのか、もっと注意と関心を払ってほしいと思います」
だから、加工食品は裏を見るのがマストです。
その時に指標となるのがおばあちゃん。
エリカさんが15歳で留学生として大分に滞在した時に、ホストファミリーのおばあちゃんが作ってくれる昔ながらの和食で、肌や体調がとても良くなったそうです。
おばちゃんが知っているものは美しくなる、おばあちゃんが知らないような成分は美しさに必要がないはず。と言う指標をエリカさんは持っているのです。
ズルチン、サイクラミン酸塩、サッカリン、キシロース、ソルビット、アスパルテーム
これはすべて人工甘味料。おばあちゃんだけでなく、私も知らなかったものもあります。
おばあちゃんでなくても良いのですが、これはなんだろう?と疑問を持つようなものが書かれている時は避けたほうがいいでしょう。
なぜなら、あなたの体は食べたものでしか作られないし、その体を維持し責任をとっていくのはあなた自身だからです。
食べて良いもの、悪いもの
ダイエットの場合には低カロリーであることが重視されがちです。
しかし、低かロリーなものは体に良いのでしょうか?
人工甘味料はカロリー低いものが多く、甘さが強い。カロリーがないからといって大量に摂取すれば依存性が高まります。
砂糖は入っていなくとも甘さとして脳が感知して、甘くもないのにインスリンが分泌される。誤作動を起こすリスクもあります。だから加工食品には注意が必要です。
ダイエットだからと言うわけではありません。食生活全般において、積極的に食べたいものと、なるべく避けたいものがあります。
その指標を持つのは、私たち一人一人なのです。
じゃあ、何を食べればいいの?
それは自炊です。加工品をなるべく避けてたんぱく質と野菜とビタミンミネラルをしっかり摂取すること。これに尽きます。
これを飲めば、食べれば「簡単にやせる!」というものは避けるべし。
まとめ
分子栄養学を学んでいる私には、ツボに刺さりまくりな1冊でした。書きたいことがたくさんでまとまりません。
この本には、先日知ったのハーバード式の食事にも共通する栄養バランスで書かれていました。
健康に痩せるためには、加工品をなるべく避けること。手作りが1番です。
ダイエットを成功させたい方にお勧めの読書ルート
ダイエット成功への近道は、「世界一の美女になるダイエット」を読み、勝間和代さんの「勝間式食事ハック」もしくは「ロジカル家事」で簡単料理術を学ぶことです。
正しく栄養を摂取する=加工品をなるべく避けること。
それがダイエットへの近道です。そのためには、簡単で手軽な料理方法を手に入れてください。実践すれば結果は得られます!