お立ち寄りありがとうございます。ぴろりんこです。
体の構造を基本から理解したいと思い、臓器を改めて学び始めました。
栄養が足りていない原因を考える時、2つの考え方があります。
①そもそも量は足りているか。
②入れたものは正しく吸収されているか。
胃で上手に消化されなかったら、その先の栄養の運命はありません。
また、入れたものが消化されないと、次のものも入りづらい。だから、食べ物の入り口である胃のはたらきは重要です。
胃のはたらき
胃のはたらきは、食べ物の消化です。
そして、食べ物と一緒に取り込んだ細菌を殺菌する働きもあります。悪い物質を嘔吐で吐き出すのは、そのはたらきのおかげです。異物を感知して体内に入れない。体を守る素晴らしい機能ですね。
胃液を使って消化を行います。
消化のスピードランキング
食べ物によって、消化のスピードは変わります。
消化のスピードが早い栄養素ランキング!
①でんぷん質
②たんぱく質
③脂質
私の胃は、お肉の消化が苦手です。たんぱく質であるお肉よりも、脂質の方が消化が遅いのですね。ということは、たんぱく質+脂質の組み合わせは胃に負担がかかることを覚えておきましょう。
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ちなみに、たんぱく質も形状により消化スピードは変わります。
お肉の消火スピードが早いランキング!
①ひき肉
②細切れ肉
③塊肉
当然っちゃ当然です。
ひき肉は、すでに細かく砕かれていますから!そしてもちろん、魚or肉だったら、魚の方が消化が早いです。
消化はスムーズな方が、胃に負担がかかりません。だからよく噛むことも大事です。
胃液のはたらきと成分
胃液は、消化と殺菌作用を促します。
胃液の成分
①塩酸(胃酸) 壁細胞から分泌、消化、殺菌の働きを持つ。
②ペプシノーゲン ペプシノーゲン+塩酸でペプシン(たんぱく質消化酵素)を作る。
③粘液 アルカリ性の成分で、胃壁が塩酸に荒らされるのを防ぐ。
ペプシノーゲンを説明できない。残念です。
塩酸が出過ぎる(酸性に傾きすぎる)と、それはそれで負担がかかります。そのため、胃内でアルカリ性の粘液とバランスをとっています。
脂質や香辛料、カフェインは胃酸の分泌を促すため、胃酸過多になります。
逆に、少なくてもダメなのが胃酸です。
胃酸が少ない場合は、当然のことながら②ペプシノーゲンがペプシンに変わらないため、たんぱく質の消化が進みません。
日本人は胃酸が出ていない人が多いとか。消化力が弱い私もそこを心配しています。消化酵素で補助するのも一つの手です。
健康とは、恒常性が保たれていること
胃酸が多すぎても少なすぎてもダメで、それを一定に保つ機能が体には備え付けられています。
しかし、消化が渋滞を起こすほど大量に入れてしまったり、肉*脂のような、みんな大好き焼肉!や、就寝前の脂分の高い飲食などは、本来持っている恒常性を弱らせる結果となります。
恒常性が保たれなくなる=病気です。
まずは、胃に優しい食事と、胃を健康に保つことを心がけましょう。