血液検査項目で何がわかる?
今回は、尿酸の働きや検査目的・基準値について紹介します。
年に1度は健康診断を受けている方は多いと思います。
検診結果の1つに血液検査の結果がありますね。
- 毎年もらうけれど何が書いてあるのかわからない
- 誰も説明してくれないからわからない
- 特に気にしたことがない
上記のように思っている方は多いと思います。過去私もそうでした。
これが本当にもったいない。
血液検査データは、体の中で起こっていることを唯一知らせてくれるツールです。
何が書いてあるのか、健康状態はどうなのか知る手がかりになります。
知らないと損しますよー
では、さっそく紹介します。
血液検査の目的
血液を検査することで、自分では気づかない、詳しい体の状態を知ることができます。血液検査をする主な目的は、病気の原因を調べる、診断の確認をする、病気の進行度合を調べる、治療効果を確認する、などがあります。また健康な時でも健康診断を受けることで、病気の早期発見、早期治療につながることはもちろんですが、生活習慣を見直す良い機会となります。
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健康診断で血液検査をする主な目的は、「病気の早期発見、早期治療」です。
分子栄養学では、ドクターさんは消防士、高値(炎症があり病気と認められる可能性が高い状態)は火事に例えられます。
血液検査は、体の中で火事が起こっていないかを確認するためのものです。
火事になっていた場合は、消防士さん(ドクター)に火を消して(診察と治療)もらいます。
火事でない場合は、特に指摘がないのが血液検査です。
ほとんどの場合、大きな病気は発症していないので何のフィードバックもないのが血液検査です。
尿酸とは何かと検査の目的について
尿酸とは何かと、検査の目的について紹介します。
尿酸とは
尿酸は、細胞が代謝される時に生じる老廃物で、プリン体が分解される時に作られます。
低体温箇所で結晶化しやすくなり結晶化すると痛風の原因にな理、尿路系で結晶化すると尿管結石になります。
アルコールの常飲過飲、過度な筋肉疲労、プリン体(肉・魚介類)多量摂取で上昇します。
また、尿酸は抗酸化作用があります。
人間はビタミンCを体内で作れません。そのため、尿酸がその役目を果たしていると言えます。
尿酸が高値の場合は尿酸過剰産生になり痛風や動脈硬化、尿路結石等のリスクが高まり、低値の場合は抗酸化力が低下していると読めます。
そのため、尿酸値は高くても低くてもダメで真ん中くらいの値が理想です。
尿酸検査の目的
- 目的 尿酸の産生・排泄の異常を知る。
- 基準値 男性:3.6〜7.0 女性:2.7〜7.0
- 高値の場合 常に8.0以上の場合は高尿酸血症の疑い。尿酸過剰産生(白血病、多血病、痛風、糖尿病等)、腎機能低下や尿路閉塞、甲状腺機能低下症、脱水が疑われる。
- 低値の場合 尿酸産生低下、尿排出亢進が疑われる。尿酸低下薬の過剰投与、低プリン体食による尿酸再吸収障害でも低値となる。
基準値は幅広いため、真ん中くらいの値が好ましいです。
血液検査データの値は、高過ぎると病気になるリスクが高いため重視されますが、少な過ぎることも健康な生活を送ることに支障が出ます。
まとめ
血液検査項目の尿酸について紹介しました。
検査結果で指摘のない方も、ぜひ一度ご自身の数値を確認してみてください。
基準値であることで安心が得られますよ。
【参考資料】
- 分子栄養学講座
- ウィキペディア ヘマトクリット
- 検査値の読み方ポケット辞典
その他気になる項目はこちらにまとめました
【まとめ】血液検査でわかること 白血球・赤血球・ヘモグロビン・コレステロール…働きや基準値など
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