スーパーで胚芽精米を「発芽精米」と読み間違えて、発芽玄米と同じものかと思い購入しました。
途中で読み間違いに気づきましたが、せっかくなので2つの違いを調べてみました。
紹介します。
胚芽精米と発芽玄米は似て非なるもの
胚芽精米とは、玄米から外皮(ぬか)だけを取り除き、胚芽を80%以上残した精米です。
分づき米と同じなのでは?と思いませんか。
でも違うのです。
お米の呼び名は精米や加工の仕方により異なる
白い方が胚芽精米、色の濃い方が発芽玄米
象印さんのホームページが分かりやすかったです。
・玄米
もみ殻を取り除いたもの
・分づき米
玄米の表層であるヌカ層と胚芽の1部を取り除いたもの
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(例)
・3分づき:ヌカ層と胚芽を約3割取り除いたもの
・5分づき:ヌカ層と胚芽を約5割取り除いたもの
・胚芽玄米
胚芽を残してヌカ層のみ取り除いたもの
・発芽玄米
玄米を加工して胚芽から芽が出る寸前のもの
発芽玄米と胚芽精米は、元は同じ玄米からスタートしていますが、発芽玄米は玄米の形のまま発酵させたもの。
胚芽精米は玄米の胚芽を残してヌカ層のみ取り除いたものでした。
一見同じように感じましたが、発酵させるのか取り除くのかで大きな違いがありました。
胚芽精米 ギャバを増やす炊き方
ギャバとは
γ-アミノ酪酸(ガンマ-アミノらくさん、gamma-Aminobutyric acid )または4-アミノ酪酸(IUPAC名 4-aminobutanoic acid)は、アミノ酸のひとつで、主に抑制性の神経伝達物質として機能している物質である。
アミノ酸はタンパク質が分解されたものです。
タンパク質というと体の材料が思い浮かびますが、ギャバは神経伝達物質として機能していて、鎮静や抗不安作用があります。
胚芽精米は、そのギャバを増やすことができるそうです!
ギャバが増える胚芽精米の炊き方
・40度のぬるま湯に浸すと、グルタミン酸に化学反応を助ける酵素が働いてギャバは急激に増えます。
・胚芽精米のグルタミン酸をギャバに変換させなければ、ギャバの効果は期待できません。
40度のお湯に浸水させると、ギャバが10倍になるそうです!
なのですが、その機能、すでに発芽玄米に備わっています。発芽玄米は発芽させることでギャバを増やしていたのですねー だから胚芽精米よりお高いのですね。
まとめ
スーパーで胚芽精米を発芽精米と読み間違えたことから、胚芽精米と発芽玄米の違いがわかり、ギャバのことまでわかるようになりました。
思いがけなく長い旅になりました。
一度は40度で炊いてみたいと思いますが、結論は「発芽玄米を買おう」ということでした。ちゃんちゃん。