京都2日目は宿泊先のブライトンホテル近くの京都御所へ行きました。
京都の中心部は建物の高さ制限があります。敷地の広い京都御所は、その制限を最大限生かしており、空が驚くほど広かったです。
時代を遡るようなトリップ感を味わえる京都御所を紹介します。
京都御所とは
京都御所とは、京都市上京区にある皇室関連施設です。
1330年から明治2年(1869年)までの間、歴代天皇が住居し儀式や公務を取り行っていた場所です。
明治天皇が東京に移られるまでの約500年間、天皇のお住まいとして使用されていました。
幾度と無く火災に遭い、その都度再現行われ、当初は現在の敷地の半分以下でした。豊臣秀吉や徳川幕府による造営により敷地は次第に拡張されていったそうです。
京都御所へのアクセス
地下鉄烏丸線の丸太町駅と今出川駅から徒歩8分です。
京都御所は事前予約不要の通年公開です。清所門から入って清所門から出ます。
入所時に手荷物チェックがあります。
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京都御所の見どころ
東西約700メートル・南北1300メートルの範囲で総面積は92ヘクタール。そのうち国民公園である京都御苑は65ヘクタールに及びます。
92ヘクタール、65ヘクタールってなんぼでしょうか!
御車寄
高位の貴族などが、参内した際に儀式や天皇との対面のために使用した玄関です。諸大夫の間や清涼殿、小御所等と廊下でつながっています。
紫宸殿
京都御所において最も格式の高い正殿であり、即位の例等の重要な儀式が行われていました。
新御車寄
大正4年(1915年)、大正天皇の即位の礼が紫宸殿で行われるのに際し、馬車による行幸に対する玄関として新設されたもの
清涼殿
平安時代中期(10世紀頃)から、天皇の日常のお住まいとして定着した御殿であり、政治事、祭事などの重要な儀式も行われていました。
全体が移せず残念。
京都御所の屋根は桧皮葺
茅葺でもなく瓦でもないこの屋根は何なんだろう?姉がつぶやきました。
ガイドの方に聞いたところ、ヒノキの皮を使った桧皮葺(ひわだぶき)と言うものでした。
伊勢神宮もこの桧皮葺で屋根が作られているそうです。痛むため3、40年に1度は交換します。
京都御所 空が広い!
京都御所の関係物と空以外映らない!
普段高いビルに囲まれて東京で暮らしている私にとって、ビルが映らない風景というのが1番の感激ポイントでした。
江戸時代はこのようだったのかと思わせる存在感と説得力があります。
京都市内、特に中心部は高さ制限があり31mまでと決まっています。
31mとは、オフィスビルで約7階、マンションでは約10階の高さです。
ちなみに、日本で1番高い東京スカイツリーは634m、代々木にあるNTTドコモタワーが約240m。
高い建物はシンボリックです。
それはそれでフォトジェニックでもあるのですが、時代が止まったかのような景色が写せる京都、素晴らしいです。
歴史を守り抜く姿勢に、改めて感銘を受けました。
京都迎賓館について
京都御所の中に京都迎賓館があります。
東京の迎賓館は洋風作りですが、京都迎賓館は「現代和風」に作られています。
「現代和風」とは、日本建築の長い伝統の域と美しさを現代の建築技術と融合させることです。鉄筋、コンクリートなどの素材と最新のハイテク技術を持ちつつ、日本の空間を感じられるよう、内装には「生」や「神」をオフに活用しています。
京都迎賓館HPより
京都迎賓館は、公開日であれば予約不要です。入場料が一般で1500円かかります。
まとめ
正直、歴史にはあまり興味がありません。
しかし、京都御所に行き皇居が京都から東京へ移された経緯に関心を持ち始めました。
歴史に興味のない方でも、広大な敷地と圧倒的な存在感の建築物に魅力を感じるはずです。
駆け足で回ったため京都御所の半分しか回ることが出来ませんでした。全体をゆっくり眺めたら1時間は余裕を持って取りたいですね。
やっぱり京都ってすごい!ぜひ京都御所を京都観光に入れてみてください。