レバニラは中華定食の定番で、スタミナ料理というイメージがあります。
男性が好む食べ物で、女子っぽくない。カフェにはないメニューです。
しかし、実はレバーとニラの組み合わせには、栄養的な意味があるのです。
そして、それは女性にとっても大事なこと。
紹介します。
貧血とは
貧血とは、赤血球に含まれるヘモグロビンの量が少なくなった状態です。
ヘモグロビンは血中に酸素を供給する役割を担っています。ヘモグロビンによって体のすみずまにまで酸素が運搬され、エネルギー産生されます。
鉄はこのヘモグロビンの構成成分です。鉄が不足すると、ヘモグロビンが減少し、各臓器は酸素が不足して昨日低下し、さまざまな症状が現れます。
栄養の基本がわかる図解事典より
貧血の症状としては、疲れやすさや動悸や息切れ、食欲不振など。顔色が悪くなったり、爪が平たく薄くなったりします。
通常の血液検査データの場合、ヘモグロビンの数値で貧血かどうかがわかります。
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理想的なヘモグロビンの値
・男性14.5
・女性13
女性の場合は数値が11を切ると貧血の部類に入ると言われています。
貧血についてはこちらの記事もどうぞ
レバーの力
食品の中でも、一番頼りになるのがレバー。
1食当たりの鉄分含有量が一番多いです。ヘム鉄だから吸収効率も良い。
私は、焼き鳥屋さんへ行ったら必ずレバー串を注文しますし、お惣菜にレバー煮があると買うようにしています。
実はまだレバーを調理したことがなありません。だから、外で出会ったら迷わず選択します。
レバーは、鉄分の他にもタンパク質やビタミンA、B1、B2などが豊富です。
レバーとニラの相乗効果
レバーはビタミンCととると、効率よく鉄を吸収します。
ニラは、ビタミンB1はもちろんのことビタミンCも豊富です。
さらに、ニラにはレバーや豚肉に含まれるビタミンB1の吸収を助けます。香り成分のアリシンは、レバーの生臭さを消してくれます。
油を使って調理することでβカロテン(ビタミンA)の吸収率もアップ。
レバニラはスタミナ料理と言われる通り、レバーとニラと油の相乗効果が最大限に生かされた、いいこと尽くしの料理と言えます。
貧血気味の女子たちが食べないなんてもったいない!
スーパーで購入したアイキャッチ画像のレバニラは、油はごま油が使われていて好ましかったです。
加工食品を購入する際は、何が入っているかも確認すると安心ですよ。
食品に含まれる鉄分について
まとめ
効果があると感じながら食べると、鉄の吸収も良くなる気がします。
鉄サプリもありますが、炎症があると摂取しても吸収されず腸内環境を荒らすなど弊害があります。
安全な鉄分補給は食品からが一番です。
お惣菜を買うときや外食の際は、サラダやパスタではなくレバニラを選択してみてください。
【参考】
栄養の基本がわかる図解事典
からだにおいしい新しい栄養学