検査項目で何がわかる?
今回は、尿のPhの検査目的・基準値について紹介します。
年に1度は健康診断を受けている方は多いと思います。
検診結果の1つに血液検査の結果がありますね。
- 毎年もらうけれど何が書いてあるのかわからない
- 誰も説明してくれないからわからない
- 特に気にしたことがない
上記のように思っている方は多いと思います。過去私もそうでした。
これが本当にもったいない。
血液検査データは、体の中で起こっていることを唯一知らせてくれるツールです。
何が書いてあるのか、健康状態はどうなのか知る手がかりになります。
知らないと損しますよー
では、さっそく紹介します。
血液検査の目的
血液を検査することで、自分では気づかない、詳しい体の状態を知ることができます。血液検査をする主な目的は、病気の原因を調べる、診断の確認をする、病気の進行度合を調べる、治療効果を確認する、などがあります。また健康な時でも健康診断を受けることで、病気の早期発見、早期治療につながることはもちろんですが、生活習慣を見直す良い機会となります。
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健康診断で血液検査をする主な目的は、「病気の早期発見、早期治療」です。
分子栄養学では、ドクターさんは消防士、高値(炎症があり病気と認められる可能性が高い状態)は火事に例えられます。
血液検査は、体の中で火事が起こっていないかを確認するためのものです。
火事になっていた場合は、消防士さん(ドクター)に火を消して(診察と治療)もらいます。
火事でない場合は、特に指摘がないのが血液検査です。
ほとんどの場合、大きな病気は発症していないので何のフィードバックもないのが血液検査です。
尿検査の目的について
尿pH検査の目的と注意する点を紹介します。
尿検査は血液検査ではありませんが、結果に含まれるため血液検査項目の一つとして扱いました。
尿pH検査の目的
- 検査の目的 体内の酸塩基平衡※の状態を把握する
- 基準値 pH4.8〜7.5(6.0が弱酸性尿で理想値)
- 高値 pH7.6以上の場合はアルカリ尿 腎不全や尿路感染症が考えられる
- 低値 pH4.5以下の場合は酸性尿 糖尿病や通風、栄養失調や脱水症状が考えられる
※酸塩基平衡とは
体内での酸性物質とアルカリ性物質のバランスを酸塩基平衡と呼びます。
血液の酸塩基平衡は、正常な範囲から少し外れただけでも、多くの臓器に著しい影響を与えるため、厳密に調節されています。体は様々な仕組みによって血液の酸塩基平衡を調節しています。
MSDマニュアル家庭版 酸塩基平衡の概要
血液のpHは7.4±0.05の範囲で調整されています。
身体は常に動きながら同じ状態を保っています。動的平衡です。
人間の身体って、本当に素晴らしいく規則正しく活動しています。神秘に満ちていて感動すら覚えますし、健気で美しい。
話が逸れましたが、これを調整するのが腎臓や肺です。
腎臓は、血液を濾過して老廃物や塩分を尿として体の外へ追い出してくれるデトックスの働きがあります。
腎臓や肺がポンコツになると、代謝が機能しなくなってしまいます。
尿pH 注意すること
腎機能やその他の働き以外にも、尿pHは食事からも影響を受けます。
数値から病気も確認できますし、食生活を推測することもできます。
- 野菜や果物、ビタミンBを過剰摂取している場合、高値(アルカリ性)に傾きやすい
- 肉類の過剰摂取は、低値(酸性)に傾きやすい
- 胃薬は酸性尿に傾きやすい
血液検査の値は、低すぎても高すぎてもよくありません。
結果をよく確認し、数値に偏りがある場合は改善に努めましょう。
まとめ
血液検査項目の尿pHについて紹介しました。
検査結果で指摘のない方も、ぜひ一度ご自身の数値を確認してみてください。
基準値であることで安心が得られますよ。
【参考資料】
その他気になる項目はこちらにまとめました
【まとめ】血液検査でわかること 白血球・赤血球・ヘモグロビン・コレステロール…働きや基準値など
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