血液検査項目で何がわかる?
今回は、総コレステロールについてと基準値について紹介します。
年に1度は健康診断を受けている方は多いと思います。
検診結果の1つに血液検査の結果がありますね。
- 毎年もらうけれど何が書いてあるのかわからない
- 誰も説明してくれないからわからない
- 特に気にしたことがない
上記のように思っている方は多いと思います。過去私もそうでした。
これが本当にもったいない。
血液検査データは、体の中で起こっていることを唯一知らせてくれるツールです。
何が書いてあるのか、健康状態はどうなのか知る手がかりになります。
知らないと損しますよー
では、さっそく紹介します。
血液検査の目的
血液を検査することで、自分では気づかない、詳しい体の状態を知ることができます。血液検査をする主な目的は、病気の原因を調べる、診断の確認をする、病気の進行度合を調べる、治療効果を確認する、などがあります。また健康な時でも健康診断を受けることで、病気の早期発見、早期治療につながることはもちろんですが、生活習慣を見直す良い機会となります。
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健康診断で血液検査をする主な目的は、「病気の早期発見、早期治療」です。
分子栄養学では、ドクターさんは消防士、高値(炎症があり病気と認められる可能性が高い状態)は火事に例えられます。
血液検査は、体の中で火事が起こっていないかを確認するためのものです。
火事になっていた場合は、消防士さん(ドクター)に火を消して(診察と治療)もらいます。
火事でない場合は、特に指摘がないのが血液検査です。
ほとんどの場合、大きな病気は発症していないので何のフィードバックもないのが血液検査です。
総コレステロールとは何かと検査の目的について
総コレステロールとは何かと、検査の目的について紹介します。
コレステロールとは
コレステロールとは、ステロイドに分類され、その中でもステロールと呼ばれるサブグループに属する有機化合物の一種である。1784年に胆石からコレステロールが初めて単離された。(中略)
コレステロール分子自体は、動物細胞にとっては生体膜の構成物質であったり、さまざまな生命現象に関わる重要な化合物である。よって生体において広く分布しており、主要な生体分子といえる。
Wikipedia コレステロール
コレステロールとは、脂質であり体に必要な生体分子です。
ギリシャ語のchole(胆汁)とstereos(個体)で「コレステロール」と名づけられたそうです。
細胞膜を作る原料であったり、筋肉を作るホルモンの材料であったり、コレステロールは体にとって欠かせないものです。
食事として摂取された脂肪などの消化吸収を助ける胆汁酸も、コレステロールを材料として肝臓で作られます。
総コレステロールとは
HDLコレステロール(通称:善玉コレステロール)と、LDLコレステロール(通称:悪玉コレステロール)と、中性脂肪の1/5の総量です。
2020年7月に受診した検査の総コレステロール値は、上記の計算よりも7多い数値が表示されていましたが。
LDLコレステロールとHDLコレステロール・中性脂肪の詳しい情報はこちら
【LDLコレステロール・HDLコレステロール】血液検査項目で何がわかる?コレステロールとは、基準値など
【中性脂肪】血液検査項目で何がわかる?中性脂肪とは、基準値など
総コレステロールの検査の目的
- 目的 動脈硬化や心臓などの循環器の異常がないか確認するもの
- 基準値 150〜219mg/dL
- 高値の場合 糖尿病、動脈硬化、甲状腺機能低下、脂肪肝、膵炎、ネフローゼ症候群等が疑われる。
- 低値の場合 貧血、甲状腺機能亢進症、肝硬変、肝臓がんなどが疑われる。
コレステロール 注意点
痩せたい、コレステロールの数値を下げたい。
このように思っている方は多いと思います。
しかし、数値が低すぎると身体の元となる材料が少なくなり、健康な身体を維持できなくなります。
分子栄養学では総コレステロールの値は200が良いとされています。
コレステロールの値が高過ぎることは改善の必要がありますが、低すぎも問題ですのでお気をつけください。
まとめ
血液検査項目の総コレステロールについて紹介しました。
検査結果で指摘のない方も、ぜひ一度ご自身の数値を確認してみてください。
基準値であることで安心が得られますよ。
【参考資料】
その他気になる項目はこちらにまとめました
【まとめ】血液検査でわかること 白血球・赤血球・ヘモグロビン・コレステロール…働きや基準値など
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