ダイエット本10冊ノックの3冊目です。
先週はファスティングに意志力をとられてしまい、新しいことが出来ませんでした。今週からまた仕切り直しです。
今回紹介するのは「小さなダイエットの習慣」です。
著者の1冊目の本「小さな習慣」は、アマゾンでもとても評判が良いですね。
新しいものを習慣化させるには、小さなことから始めて継続することで習慣化する方法しかありません。
この小さな習慣をダイエットにも取り入れることを推奨しているのがこの本です。
昨今のダイエット本の流行りのアプローチは生活習慣改善です。この本はまさにそう。
紹介します。
ダイエットは太る
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ダイエットは痩せるためにするものなのに「ダイエットは太る」と言われて驚きますね。
なぜダイエットが太るかと言うと、ホメオスタシスの働きのせいです。
ホメオスタシスとは、体内で恒常性を保とうとする働きです。
体はいつもと同じ事を保とうとするものです。それに対してダイエットは、劇的な変化を求めていない物を劇的に変えようとすることなのです。
体が動きたいものと反対の力を加えるから、一時的には減量をしてもリバウンドしやすくなります。ホメオスタシスの働きがそうさせるのですね。
では、どうすればいいのか。ホメオスタシスの働きに反しない方法で減量を進めればいいですね。
驚くべきダイエットのすすめ
特に私が特に共感した点を3つ挙げます。
①ダイエットをしない
減量したいのに「ダイエットをしない」ことを提案しています。
「白熊を想像しないでください」
と言われると、白熊を想像しませんか?
「食べない」と決めると、俄然食べたくなるんですよね。
この本では、無理に食べないことを選ぶのではなく、「ダイエットだから食べられない」と言う表現ではなく。
「私はこれを食べたい」と、主体的に選ぶよう、もっと楽しんで食べることが推奨されています。
②フルーツを味方につける
ダイエットのイメージは空腹に耐え忍ぶイメージです。
空腹に耐え忍ぶのではなく、適切に栄養とカサのある食べ物をお腹に入れることがホメオスタシスの働きに反しない食べ方です。
ひもじさは美徳ではありません。栄養価のあるものを食べて食欲を満たします。
この本で推奨されているのは果物や生野菜を1サービング増やす方法です。
1サービングがどれくらいかと言うと。
果物の場合は、りんご1個、ベリーを大きなカップにいっぱい、バナナ1本、オレンジ1個。
野菜の場合は、にんじん丸ごと1本、ブロッコリーの補佐3つ、パプリカ半分、セロリの茎1本。
野菜にするとなかなかヘビーですね。笑
この本では、カロリー計算を心配する必要なく、食べる物の質だけに注意を向けることがすすめられています。
質の良いものを食べていれば、それ以外の要素は自然にうまく収まるようになるということです。
③小さな習慣は本当に小さくていい
本の中に何度か出てきますが、小さな習慣とは「腕立て伏せを1回する」ことです。
このくらい簡単な事をこの本では小さな習慣と呼んでいます。
運動習慣が目的で腕立て伏せ1回をやった場合、1回で終わりますか?「 1回ではもったいないなぁ」と思い10回続けるかもしれません。
「10回やろうと思ったけど疲れたからできなかった」「続かなかった」よりも、自ら1回を1回にとどまららせずに10回を選ぶ。そんな楽しさが継続のポイントなのです。
ダイエットの場合は食事前にいっぱいの水を飲んだり、30回噛むことが推奨されています。
30回噛むことが1日の全食事ではむずかしければ、1食でもいいのです。1食がむずかしければ1回でもいいのです。
それを続けていくことでどんどん良い習慣が定着していきます。
行動のコントロール権を持つ
「〇〇せねばならない」と言う言葉を、この本では否定しています。
「〇〇せねばならない」とは義務ですね。本人の意思と言うよりは、「やらなければならない」という義務から生まれてくる言葉です。
この本では「〇〇したい」と思うような状況を、小さな習慣で作っていきます。
1回の腕立て伏せで物足りないと感じたら、10回やるのは本人の自由です。本人がやりたいと思って行う、その行動こそが大事なのです。
まとめ
ダイエットに成功したためしがない。リバウンドしてしまった。
そんな経験がある方には、生活習慣を見直すきっかけになるこの本がおすすめです。
野菜や果物に意識を向けていくと、意識を向けた先にあるものの情報がどんどん入ってきます。
良い習慣を取り入れることは、きっとあなたの生活習慣をに良い変化をもたらしてくれることでしょう。
ぜひ読んでみてください。